アプリ収益が大幅アップと評判の『全面広告』の収益性が確かに高い件

こんにちは、株式会社CFlatです。

以前の記事で、アプリ内広告の種類とメディア一覧について、まとめました。
アプリ開発初級者向け!アプリ内広告の基礎知識と各種メディア一覧

今回の記事では、全面型広告についてまとめてみたいと思います。

全面広告とは

ゲーム起動時や、画面遷移時に差し込むことができる画面全体に表示する広告です。
インタースティシャル型、ポップアップ型広告とも呼ばれます。


すごく収益性が高いので、ゲームを作っている側からすると、素晴らしい広告です。
ただ、ゲームやってる側からすると、邪魔です!!

全面広告メディア一覧

弊社で把握している全画面型広告の種類です。
たくさんあります。

CPCとCPI

CPC広告とCPI広告のどちらもあります。
CPCとは、Cost Per Clickの略、つまり1クリック何円という仕組み。
CPIとは、Cost Per Installの略、つまり1インストール何円という仕組みです。
バナー広告だと、CPC広告がメインですが、
全面広告だと、広告面積が広い分、広告のインパクト大なので、一気にインストールまでさせるCPI広告も人気があります。
CPCだと、1クリック数円〜ですが、CPIだと1インストール300円近くの広告もあります。

調査した限りでは、CPCを推す広告会社とCPIを推す広告会社で、業界が真っ二つに割れている感じがします。
CPC広告の会社の人は、CPCがいいと言うし、CPI広告の会社の人は、CPIがいいと言うし。
ただ、アプリ広告以外は扱えない点は、場合によってはCPI広告のデメリットになり得ます。

広告差し込みのタイミング

どのタイミングで広告を差し込むのが効果的なのかってお話です。
カジュアルゲームだと、とにかくどの広告会社も口を揃えて、ゲーム結果画面で差し込むのが効果的と言います。

ある広告会社から提供してもらったeCPM(金額/1000回表示)の想定値は、この数字でした。
・ゲームスコア画面:722
・アプリ起動時:333
バナー広告のeCPMが30とか50であることを考えれば、目玉の飛び出るような数字です。

その広告会社の広告を弊社アプリの音感検定でも検証してみました。
音感検定だと、
・ゲームスコア画面:1107
・ゲームタイトル画面:396
と、想定より差が開きました。
とにかく、ゲームスコア画面で、表示すれば良い。
ユーザー心理的にも、「これからゲームをするぞ!」というタイミングより、「さてゲームが終わったぞ!」の方が、クリックしたくなるのは当然です。

ただし、毎回表示すると、アプリの印象が落ちたり、その結果としてレビューが荒れる等、問題が出ます。
トップ画面には、他社広告を無理に差し込まない方がいいのかもしれません。
また、トップ画面に他社広告を出すと、印象が下がるので、出すなら自社アプリの広告を出した方がいいという話も聞きます。

ゲームスコア画面での広告表示の割合は、これまた広告会社に寄るのですが、表示割合は2〜5割を推奨されました。
音感検定だと、今のところ3割の確率で表示させています。

終わりに

弊社アプリでは今回採用しませんでしたが、前々回の記事でも紹介したように、全面型広告に対応したSSPも出てきています。
これからはSSPが一般的になっていくと思います。

先日、弊社のiPhoneiPad新作アプリ3本をAppStoreで公開しました。
広告導入の参考にもなると思うので、皆様ダウンロードしてみてください。

広告シリーズの連載は一旦ここまでにして、次回からはまた技術寄りのブログに戻したいと思います。